2017年1月30日月曜日

久々の新著「聚楽亭の公達たち」

このたび、久々に新刊を上梓致しました。
タイトルは、
「聚楽亭の公達たち」たちです。


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黄金に満ちた綺羅びやかな政権を打ち立てた豊臣秀吉、しかし大した出自を持たない秀吉には強固な一族郎党が存在しなかった。
また、秀吉自身も晩年まで実子に恵まれず、政権に後継者が居ないという重大な不安を抱いていた。
本能寺の変以後、天下取りが現実のものとなった秀吉はこの欠陥を予見して着々と手を打っていた、すなわち、養子猶子を設定し疑似一族を構成したのだ。

本書では、主に5名の養子猶子を取り上げました。

生年順に

関白左大臣 豊臣秀次
備前中納言 宇喜多秀家
宰相中将 結城秀康
八条宮智仁親王
金吾中納言 小早川秀秋
です。



彼らが如何に豊臣政権を支え、そして虚しくなったか。

本書は、時代小説で、連関形短編集です。
時代小説であるので、歴史的に正しいわけではありません。
受験生諸氏は本編を読んで誤った答案など作成されない様にご注意頂きたい。